生活防衛資金より先にiDeCoを始めると詰む理由
節税より流動性
2026-04-30 公開
この記事でわかること
- ✓iDeCoは掛金が所得控除になるが、原則60歳まで引き出せない
- ✓貯金30万円で月23,000円を固定すると、急な出費に弱くなる
- ✓固定費3か月分の現金を作ってから、掛金を上げる順番が現実的
iDeCoは強い制度だ。掛金が所得控除になり、運用益も非課税で、老後資金を作るには合理的な選択肢になる。
ただし、弱点もはっきりしている。原則として60歳まで引き出せない。 節税額だけ見て満額にすると、目の前の退職・病気・引越しに対応できない。
iDeCoは余ったお金の置き場であって、非常口の財布ではない。
貯金30万円なら、満額より現金が先
iDeCoを月23,000円
年276,000円固定
節税できるが、原則60歳まで引き出せない
生活防衛資金を先に作る
まず60万円
最もお得
家賃・食費・保険料の3か月分を現金で残す
少額iDeCo+貯金
月5,000円から
最低額で制度に慣れつつ現金を増やす
節税より先に守るもの
所得税率10%の人が月23,000円拠出しても、所得税の軽減は年27,600円が目安だ。 一方で現金不足からリボ払いを使うと、年15%前後の金利が節税分を食う。
始める順番
- 1
毎月必ず出ていく固定費を合計する。
- 2
固定費3か月分の現金があるかを確認する。
- 3
足りない間は、iDeCo満額より現金の積み増しを優先する。
月5,000円からでも制度には乗れる
iDeCoは満額で始める必要はない。最低額に近い掛金で口座管理や商品選びに慣れ、 生活防衛資金ができた段階で増額する選択がある。
老後資金を作る制度で、今の生活を不安定にするのは順番が逆だ。 節税額より、引き出せない期間の長さを先に見る。
あなたの場合はどうか、確認してみませんか?
