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iDeCo

iDeCoを始める手順
— 会社員が口座開設から最初の拠出まで詰まる3つのポイント

2026年3月31日

この記事でわかること

  • 会社員のiDeCo加入には「事業主証明書」が必要。会社は拒否できない
  • 企業年金の有無で掛金上限が変わる。2024年12月改正後の情報を確認する
  • 口座開設から初回拠出まで最短でも2ヶ月かかる
  • 運用商品は信託報酬0.2%以下のインデックスファンドを選べば大きくは外れない

iDeCoは掛金が全額所得控除になる強力な節税手段だ。 年収500万円・月2万円の拠出で年間約4.8万円の節税効果がある。

しかし「始めようと思ったが途中で止まっている」という人が多い。 理由は大抵決まっている:事業主証明書の取り方がわからない、掛金上限がどこか確認できない、投資商品を何にするか決められない。

口座開設の5ステップと3つの詰まりポイントを整理する。

加入資格と掛金上限(2026年時点)

iDeCoは20歳以上65歳未満の国民年金被保険者が加入できる。掛金上限は加入区分によって異なる。

加入区分掛金上限
会社員(企業年金なし)月2.3万円(年27.6万円)
会社員(企業型DCあり)月2.0万円(年24万円)※2024年12月改正後
会社員(DB・企業型DC両方あり)月1.2万円(年14.4万円)
公務員月1.2万円(年14.4万円)
自営業(国民年金第1号)月6.8万円(年81.6万円)
専業主婦(第3号被保険者)月2.3万円(年27.6万円)

※ 2024年12月より企業型DC加入者のiDeCo上限が変更された。古い情報では2万円に見えない場合がある。最新情報は国民年金基金連合会のサイトで確認する。

口座開設の5ステップ

1

金融機関を選ぶ

SBI証券・楽天証券・松井証券などが運営コスト(口座管理手数料)が安い。年171円(月171円ではなく年額)が最安水準。

2

iDeCo加入申込書を請求・記入

金融機関のWebサイトから申込書を取り寄せる。または電子申請対応の金融機関ではオンラインで完結する。

3

事業主証明書を会社に依頼

申込書に含まれる「事業主の証明書」欄に会社の担当者が記入・押印する。会社によっては2〜4週間かかることがある。

4

書類を提出・口座開設完了を待つ

郵送後、審査・口座開設まで1〜2ヶ月かかる。国民年金基金連合会での審査があるため、すぐに始められない。

5

掛金・運用商品を設定する

口座開設後に掛金額と運用商品を設定して初回拠出が始まる。設定はWebで行える。掛金は翌々月頃から引き落とし開始。

会社員が詰まる3つのポイント

詰まりポイント①:事業主証明書の取り扱い

会社員はiDeCo加入に際して「事業主の証明書」が必要。会社の総務・人事部門に「iDeCoに加入したいので証明書に押印してほしい」と依頼する。会社側に断る権限はない(義務ではないが、拒否できない)。手続きに数週間かかる場合があるため、早めに動く。

詰まりポイント②:掛金上限の確認

企業年金(企業型DC・DB)の有無によって上限が変わる。「企業型DC加入」と「企業型DC未加入」では上限が異なり、上限を超えた拠出はできない。自分の状況は会社の人事・給与明細で確認できる。2024年12月改正で会社員の上限が緩和されたため、以前に調べた情報が古い可能性がある。

詰まりポイント③:運用商品の選び方で止まる

口座開設後に「どの投資信託を選ぶか」で止まる人が多い。原則として、信託報酬(コスト)が0.2%以下のインデックスファンドを選べば大きくは外れない。全世界株インデックス(例:eMAXIS Slim全世界株式)または国内・外国の組み合わせが代表的な選択肢。リスクが取れない場合は定期預金(元本確保型)も選択可能だが、長期ではリターンが低い。

節税効果のシミュレーション

年収500万円・月2万円拠出の場合(2026年試算)

年間拠出額24万円
所得税率(課税所得ベース)約20%
所得税軽減額約4.8万円
住民税軽減額(10%)約2.4万円
年間節税合計約7.2万円

※ 実際の節税額は所得控除の状況・配偶者の有無等で変わる。国税庁の税額計算ツールで確認する。

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