住宅ローンの頭金を入れるほど得とは限らない
300万円を入れるか残すか
2026-04-28 公開
この記事でわかること
- ✓頭金300万円を入れると利息は減るが、手元資金も同じだけ減る
- ✓金利1.5%・35年なら利息削減は約84万円。月支出25万円なら300万円は約12か月分の防衛資金
- ✓入居直後は修繕・家具家電・固定資産税が重なるため、現金を残す方が合理的な世帯もある
頭金を多く入れれば、借入額が減り、総利息も減る。ここだけ見ると頭金は正解に見える。
ただし住宅購入は、ローンを組んだ瞬間に終わらない。 引っ越し、家具家電、固定資産税、火災保険、修繕、車の買い替えが続く。
比べるべきなのは「利息を減らす効果」と「現金を残す効果」だ。
300万円の置き場所で何が変わるか
頭金300万円を入れる
利息削減 約84万円
35年・金利1.5%の概算
借入額は減るが、引っ越し後の現金余力も減る。
手元に300万円残す
緊急資金 約12か月分
最もお得
月支出25万円の世帯
利息は増えるが、修繕・失業・育休・車買い替えに対応しやすい。
低金利では現金余力の価値が上がる
頭金300万円の利息削減が35年で約84万円なら、年あたり約2.4万円の効果だ。そのために入居直後の現金を空にするなら、家計リスクの方が大きいことがある。
4,000万円の家を買う場合の比較
| 項目 | 頭金300万円 | 頭金なし |
|---|---|---|
| 借入額 | 3,700万円 | 4,000万円 |
| 月返済額 | 約11.3万円 | 約12.2万円 |
| 総利息 | 約1,059万円 | 約1,145万円 |
| 入居後の現金 | 100万円 | 400万円 |
※ 元利均等返済、35年、金利1.5%固定で概算。実際の返済額は金利タイプ・手数料・保証料で変わる。
判断する順番
- 1
頭金を入れた後に、生活費6か月分が残るかを先に確認する。
- 2
諸費用・引っ越し・家具家電・固定資産税1年目を現金支出として別枠で見る。
- 3
金利差が小さいなら、繰上返済は入居後1〜2年の家計が安定してから判断する。
あなたの場合はどうか、確認してみませんか?
