保育料の仕組みと無償化
— 何が無料で何が有料か、認可・認可外・幼稚園の違い
2026年3月31日
この記事でわかること
- ✓無償化は3〜5歳が対象。0〜2歳は所得連動の保育料が発生する
- ✓認可保育所3〜5歳は原則無償だが、給食費・延長保育料は実費
- ✓認可外は月3.7万円までの補助にとどまり、超過分は全額実費
- ✓0〜2歳の認可保育料は世帯年収に応じて月0〜10万円超の差がある
「保育が無償化された」という話を聞いていても、いざ子どもを保育所に入れようとすると 「なぜお金がかかるのか」と戸惑う人が多い。
無償化の対象は「3〜5歳」で、かつ施設の種類によって無償の範囲が変わる。 0〜2歳は原則有償で、世帯の住民税額に応じた保育料が発生する。
施設の種類・年齢・所得ごとに何がどこまで無料になるかを整理する。
施設種類×年齢別の無償化範囲
| 年齢 | 施設種類 | 無償化の範囲 |
|---|---|---|
| 3〜5歳 | 認可保育所・認定こども園(保育部分) | 無償 利用者負担額ゼロ。給食費(食材料費)は実費負担 |
| 3〜5歳 | 幼稚園(私立含む) | 月2.57万円まで無償 上限を超える部分は実費。入園料・バス・制服等は対象外 |
| 3〜5歳 | 認可外保育施設 | 月3.7万円まで補助 認可外の場合は上限付き。超過分は実費負担 |
| 0〜2歳 | 認可保育所 | 有償(所得連動) 住民税額に応じた保育料。非課税世帯は無償 |
| 0〜2歳 | 認可外保育施設 | 原則有償 非課税世帯は月4.2万円まで補助あり |
「認可に入れれば無料」は3〜5歳だけ
0〜2歳の認可保育所は有償。年収が高いほど保育料は高くなる。「無償化=育休明けから無料」ではない。
0〜2歳の保育料(年収別の目安)
※ 東京都内の認可保育所の場合。自治体・子どもの年齢によって異なる。正確な金額は居住自治体の保育料表で確認する。
| 世帯年収目安 | 保育料の目安 |
|---|---|
〜250万円 非課税世帯 | 0円(無償) |
約300万円 市区町村民税所得割 5,700円未満 | 月9,000〜16,500円 |
約400万円 市区町村民税所得割 5.7万円未満 | 月19,500〜30,000円 |
約500万円 市区町村民税所得割 14.5万円未満 | 月30,000〜44,500円 |
約700万円以上 市区町村民税所得割 30.1万円以上 | 月60,000〜104,000円(上限) |
無償化でもかかる費用
3〜5歳の認可保育所は「無償」だが、実際には以下の費用が発生する。
給食費(食材料費)
無償化後も給食の食材料費は実費負担。認可保育所で月4,500〜6,000円前後が多い。幼稚園の給食は施設によって異なる。
保護者会費・行事費・教材費
無償化の対象外。施設によって月1,000〜5,000円程度かかる場合がある。
延長保育料
標準保育時間(日11時間)を超えた場合の延長料金は有料。月5,000〜15,000円が目安。
認可外・ベビーシッターとの差額
認可外保育施設は無償化補助(月3.7万円)を超えた分が実費。都市部の質の高い施設では月10〜20万円かかることもある。
認可保育所に入るには「保育の必要性の認定」が必要
認可保育所の利用には、自治体による「保育認定(2号・3号認定)」が必要。 共働き・ひとり親・就労中・就労予定等の事由を証明する必要がある。
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