積立NISAの投資先の選び方
— S&P500・全世界株・バランス型、30年後の差を数字で見る
2026年3月31日
この記事でわかること
- ✓月3万円30年積立で、S&P500と全世界株の差は約523万円(年利6% vs 5%想定)
- ✓信託報酬は0.06〜0.14%の差だが、30年では数十万円の影響が出る
- ✓「迷ったら全世界株」が初心者に勧められる理由は地域分散とシンプルさ
- ✓バランス型はリターンを下げてでも値動きを抑えたい人向け
新NISAで積立投資を始めようとしたとき、最初に詰まるのが「どのファンドを選ぶか」だ。 S&P500・全世界株・バランス型と並んでいるが、何が違うのか説明できない人が多い。
この選択は30年後の最終資産額に数百〜数千万円の差を生む。 「とりあえず何でもいい」という話ではないが、「どれが必ず正解」という話でもない。
主要3タイプの特徴と、月3万円30年積立のシミュレーションで差を確認する。
主要ファンドの比較
S&P500インデックス
代表例:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
全世界株インデックス
← 初心者向け定番代表例:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
バランス型(8資産均等)
代表例:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
※ 期待リターンは過去実績に基づく目安。将来の値動きを保証するものではない。信託報酬は2026年3月時点。
30年後の最終資産額シミュレーション
※ 月3万円を30年間積立(元本合計1,080万円)。税金はNISA口座内で非課税。実際の運用成績とは異なる。
S&P500(年利6%想定)
元本合計
1080万円
運用益
+1938万円
最終資産額
3018万円
全世界株(年利5%想定)
元本合計
1080万円
運用益
+1415万円
最終資産額
2495万円
バランス型(年利3%想定)
元本合計
1080万円
運用益
+668万円
最終資産額
1748万円
S&P500 vs バランス型の差:約1,270万円
同じ元本・同じ期間でも投資先によって最終資産に大きな差が生まれる。「安定を取るか、リターンを取るか」は自分の状況で選ぶが、その差を数字で理解した上で選ぶ必要がある。
タイプ別の選び方ガイド
初めて投資する・商品選びで迷いたくない
→ 全世界株インデックス
一本で世界中に分散される。「どの国が伸びるか」を考える必要がない。
米国経済の成長を信じてリターンを最大化したい
→ S&P500インデックス
過去実績では最も高いリターン。ただし米国一国集中リスクを受け入れる必要がある。
株式の値動きに耐えられない、大きく下がるのが怖い
→ バランス型(債券比率が高いもの)
株式と債券を組み合わせることで値動きを平滑化できる。ただし長期のリターンは下がる。
信託報酬の差が30年でいくらになるか
信託報酬は「残高×年率」で毎日自動的に差し引かれるコスト。 0.05%と0.14%の差は小さく見えるが、運用資産が増えるほど金額が膨らむ。
残高1,000万円の場合の年間コスト差
積み上がれば数十万円の差になる。コストの低いファンドを選ぶことで確実に取れる利益。
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