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生涯学習

ハロートレーニングは誰が払っているのか
月10万円を受けながら学び直せる制度の仕組み

2026-04-05 公開

この記事でわかること

  • ハロートレーニングは、受講料無料で学べる公的な職業訓練の総称
  • 条件を満たせば、月10万円の職業訓練受講手当と通所手当を受けられる
  • 民間スクールより安い代わりに、出席率・収入要件・就職活動の伴走がセットになる

学び直したい。でも、数か月収入を止めてまで通う余裕はない。 そうなると、資格スクールやオンライン講座の値段を見ただけで止まりやすい。

ただし、日本には「学び直しを自己負担だけにしない」制度がある。 それがハロートレーニングで、条件を満たせば生活費の給付を受けながら訓練を受けられる。

誰が費用を負担し、どこまで支援されるのかを構造で知ると、 民間スクールに払う前に見るべき選択肢がはっきりする。

まず、何が無料で何に給付が出るのか

制度受講料生活支援

求職者支援訓練

本人収入月8万円以下、世帯収入月30万円以下、金融資産300万円以下など

受講料無料月10万円 + 通所手当

公共職業訓練

離職して失業給付を受ける人向け。訓練期間は長いコースも多い

受講料無料雇用保険受給者向け

民間スクール

就職保証や転職支援が付くこともあるが、資金負担は重い

20万〜80万円超原則なし

誰が払っているのか

受講者が授業料を払っているのではなく、国が訓練機関を認定し、訓練実施機関には奨励金が支払われる。だから受講者側は無料枠として使える。

月10万円を受けられる人の条件

求職者支援訓練で給付を受けるには、本人収入が月8万円以下、世帯全体の収入が月30万円以下、 世帯全体の金融資産が300万円以下などの要件がある。 要件を満たさなくても、訓練自体は無料で受けられるケースがある。

通所手当は定期代などの実費が上限42,500円まで支給される。 さらに遠方通学で別居が必要と認められた場合は、寄宿手当月10,700円もある。

何を学べるのか

コースはIT、Webデザイン、営業事務、医療事務、介護、CADなど幅広い。 求職者支援訓練の期間は2〜6か月が中心で、公共職業訓練には最長2年のコースもある。

「無料だから内容が薄い」と決めつける必要はない。 むしろ就職支援まで含めて設計されている点が、民間スクールとの大きな差になる。

申込みから受講までの流れ

1

ハローワークで『訓練の相談を受けたい』と伝える

2

訓練コースを選び、受講申込みを行う

3

訓練機関の選考に通過した後、受講あっせんを受ける

4

訓練中から終了後3か月まで、月1回の職業相談を受けながら就職活動を進める

向いている人、向いていない人

向いているのは、転職・再就職を前提に数か月の学び直しをしたい人だ。 逆に、今すぐ副業で回収したい、学びたい内容がかなりニッチ、出席制約が強い、という人は民間講座の方が速いこともある。

重要なのは「学費が安いか」ではなく、 無収入期間を含めた総コストが下がるかどうかで見ることだ。

学び直し費用は『全部自腹』と思い込まない

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