家電の延長保証は入るべきか
5年保証の料金と修理確率で見る
2026-05-25 公開
この記事でわかること
- ✓延長保証は無料サービスではなく、故障リスクを先払いする保険に近い
- ✓12万円家電で保証料6,000円なら、3万円修理が20%で起きるかが損益分岐
- ✓期待値だけなら保証なしが有利でも、生活停止リスクが大きい家電は別に考える
家電量販店で洗濯機や冷蔵庫を買うと、延長保証を付けるか聞かれる。 その場では数千円に見えるので、深く考えずに足しやすい。
でも延長保証は、保証料を払って故障時の修理費を移す仕組みだ。 判断するなら「安心」ではなく、保証料、修理費、故障確率を並べる。
延長保証は、家電ごとに入るものではなく、家計が耐えられない故障だけに絞る。
12万円の家電で比べる
保証なしで備える
期待値4,500円
最もお得
修理3万円、故障確率15%と置いた場合。
延長保証に入る
保証料6,000円
12万円家電の5%を保証料と置く。
月額家電保険
5年で30,000円
月500円なら60か月で積み上がる。
直感と逆の結論
修理費3万円の故障が15%で起きるなら、期待値は4,500円。保証料6,000円は、数字だけなら払い過ぎになりやすい。
損益分岐は故障確率20%
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 本体価格 | 120,000円 |
| 延長保証料 | 6,000円 |
| 想定修理費 | 30,000円 |
| 損益分岐の故障確率 | 20% |
※ 保証範囲、免責、経年劣化の扱い、出張費の有無で実際の損益は変わる。加入前に約款の対象外を確認する。
入るかどうかの行動指針
- 1
保証料を本体価格の何%で払うのかを計算する。
- 2
修理費が家計の現金で払える金額かを確認する。
- 3
スマホ、洗濯機、冷蔵庫など生活停止リスクが大きいものだけ候補に残す。
保証より、買い替え積立の方が効く家電もある
12万円の家電を10年使うなら、月1,000円を買い替え用に積むだけで10年後に12万円になる。 この積立は、故障しなければそのまま自分の資金として残る。
延長保証は、壊れたときにだけ価値が出る。 買い替え積立は、壊れなくても価値が残る。家計に余白があるなら、まず積立で受け止める方が使いやすい。
固定費は、安心料と期待値を分けて判断する
